














今ではめずらしい
半割りしたクルミが脚になっている
伊勢春慶の胡桃脚膳。
檜の美しい木目、弁柄や柿渋で着色された
赤褐色の上品な色合いが特徴の『伊勢春慶』。
室町時代に、伊勢神宮の工匠が
遷宮用の御用材の残りを使って箱を造り
柿渋や漆を塗ったのが始まりと言われ、
江戸末期から明治・大正にかけて
発展した、日常使いの漆器です。
製造者が、外宮周辺の宇治山田に
集まっていたことから『山田塗』とも呼ばれ、
伊勢商人の手で全国に大量販売されました。
木地は檜を使用し、箱物の底の隅には
こくそと呼ばれる黒い目留めを。
弁柄などで着色し、柿渋を塗り、
透明な春慶漆や朱合漆を施して仕上げ、
裏底には製造元の焼印が押されます。
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裏に『商標 伊勢山田市◯
國産漆器問屋 二見光之助』の印あり
製作地 山田吹上町
大正〜昭和初期のものとなります。
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四隅に脚がついているから
少し高さが出て、持ちやすいので
テーブルに置きやすく、
また片付ける時も持ち上げやすく。
一人分の食事のお膳にしたり、
ティータイムにはお茶やお菓子をのせたり、
お酒を楽しむ時に使ったり。
普段使いでも、来客用でも。
お膳に乗せるだけで、なんだか少し
自分の時間や、誰かと過ごす
その時間を大切にできているような
そんな気持ちにもなります。
よく使う急須や湯呑み、茶敷や茶筒などの
お茶セットをまとめて置いておくのも
よさそうですね。
また、デスク周りやテーブルの収納として
細々とした文房具やアクセサリー、
メイク道具や趣味のものを整理したり、
花器を置いたりと、用途は色々ありそう。
経年により、継ぎ目に
隙間が空いている部分もありますが、
一枚板を組み合わせた丈夫な造りですので
お膳としての使用に問題ありません。
年代物のため、細かいキズや擦れや
汚れなどが多々ございます。
何卒ご理解ください。
隅々に工匠の凄さを感じながらも
温かみのあるところが素敵ですね。
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サイズ 約270×270×40mm
(高さは約30mm+胡桃脚10mm)
重さ 328g
素材 木製(檜)
表面塗装 漆
国産
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※ 天然素材を使用した手作りのため
色味やサイズや風合いなど
個々に若干の違いがあります。
予めご了承ください。
※アンティーク品につき
ご注文後の返品交換はお受けできませんので
予めご了承ください。
*使用上の注意*
使用後は湯または水で洗って
柔らかい布でふき取るようにしてください。
たわしやみがき粉でみがかないでください。
製品本来の用途、使用目的に添って
正しくお使いください。
直火、電子レンジ、オーブン等での
使用はしないでください。火災の危険があります。
食器洗い器、乾燥機の使用はさけてください。
また直射日光等は避けて保存してください。
変色、変形のおそれがあります。
破損した場合は、使用を中止してください。